(ブルームバーグ): 世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスの起源を解明する目的で中国への新たな代表団派遣を検討している。WHOの感染症専門家、マリア・ファンケルクホーフェ氏が明らかにした。

  WHOは、新型コロナの制御されたヒト感染研究の倫理基準に関する報告書を公表し、健常者のボランティアに十分説明した上でワクチン候補を接種する治験を行うことでワクチン開発研究は速やかに進展する可能性があるとの見解を示した。

コロナワクチン候補のヒト治験で開発が迅速化する可能性−WHO

  米ジョンズ・ホプキンス大学の集計データによれば、世界の新型コロナ感染者は370万人を突破、死者は26万3000人を上回った。

  ポンペオ米国務長官は6日、中国が新型コロナの発生源を隠したとあらためて指摘し、中国批判を強めた。発生源が中国湖北省武漢市の研究所であることを示す「膨大な証拠」があると先に主張したポンペオ長官だが、この日は情報機関がなお発生源を突き止めようと努めていると述べるにとどまった。

米国務長官、中国批判強める−研究所が発生源との主張はトーン弱める

  中国外務省の華春瑩報道官は6日の記者会見で、米国が新型コロナの発生源を巡り中国を批判するのは大統領・議会選挙を控えたトランプ大統領率いる共和党の戦略の一環だと述べ、ポンペオ長官に反論。武漢の研究所が発生源であることを示す「証拠をポンペオ氏は持っておらず、示せないだろう」と述べた。

中国、米国務長官に反論−研究所からのウイルス流出示す証拠ない

  中国の4月の輸出はドルベースで予想外に増加した。東南アジア向け輸出が下支えした。だが、新型コロナ感染拡大で外需が損なわれており、輸出増は一時的となる公算が大きい。一方、輸入は減少した。中国の6日の新規感染症例は2例で、共に国外からの入国者だった。

中国の輸出、4月は予想外の増加−コロナ禍で持ち直しも一時的か

中国の新型コロナ感染症例、6日は2件増−無症状は新たに6件

  フィリピン経済は1−3月(第1四半期)にマイナス成長となった。感染拡大を封じ込めるための厳しいロックダウン(都市封鎖)で、大半の企業の活動が停止し、消費が落ち込んだ。

フィリピンの1−3月GDP、1998年以来のマイナス成長

  米人材マネジメント協会(SHRM)の最新調査によると、米中小企業の半数余りが6カ月以内の廃業を見込んでいる。またニューヨーク市の会計監査官によれば、今年の同市の平均失業率は12%と、感染拡大前の3倍の水準に悪化する可能性がある。

  ドイツが経済活動再開に向けて大きく踏み出した。デンマークとオランダも制限解除に向けた追加措置を計画している。英国では感染による死者が3万人を突破。一方、ロシアのプーチン大統領は地方自治体の首長に対し、ロックダウンの緩和を急がないよう指示した。

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