(ブルームバーグ): イタリアの銀行ウニクレディトが6日発表した1−3月(第1四半期)決算では、純損益は3年余りで最大の赤字となった。人員削減に伴う一時費用やトルコ部門の評価損に加え、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた貸倒引当金が痛手となった。

  1−3月期純損失は27億1000万ユーロ(約3120億円)。貸倒引当金は12億6000万ユーロに増加した。新型コロナ対応に特定して計上した貸倒引当金は約9億ユーロ。同行の主要ビジネスは1−3月期に底堅く推移し、手数料や融資による収入は予想を上回った。

  ジャンピエール・ムスティエ最高経営責任者(CEO)が収益性改善と株主還元拡大の新戦略を打ち出してから数カ月後に、イタリアは欧州最長のロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。 ウニクレディトは来年の早い時期までに計画を見直す見通しで、同CEOは6日、不確実性が依然として高過ぎるとして2020年の新たな目標を設定しないことを明らかにした。

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