(ブルームバーグ): 債券相場は下落。前日の米国長期金利が上昇した流れを引き継いで売りが先行し、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果で現物債需給の緩みが示されたことを受けて売りに拍車がかかった。

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

日銀のオペ結果で応札倍率が上昇し、売り圧力の強さが意識された緊急事態宣言の延長で、将来的な財政支出の拡大に伴う国債増発が警戒されて上値が重くなっている面も前日に公表された米国の国債増発は長いゾーンが中心となっていることから、日本も同様な動きになってもおかしくないという懸念もさすがに出てくる可能性はある

日銀オペ

対象は残存期間1年以下、1年超3年以下、5年超10年以下。買い入れ通知額は各ゾーンとも前回から据え置き応札倍率は1年以下、1−3年、5−10年と全ゾーンで前回から上昇し、売り圧力の強まりが示された岡三証の鈴木氏長期金利が0.1%まで上昇すれば買い入れ増額の可能性もあるが、現在のゼロ%近辺の水準では日銀が特に何もすることはないのではないか備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

米財務省、国債発行額を過去最高の960億ドルに−四半期定例入札米国の10年国債利回りは6日に一時0.74%程度と、4月半ば以来の水準に上昇

新発国債利回り(午後3時時点)

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