(ブルームバーグ): 日本銀行は11日、残存期間3年超5年以下の国債買い入れオペを2回連続で増額した。同ゾーンは5月オペ頻度が減少するため、1回当たり金額をさらに拡大して月間ベースでも増額させることで、積極的な買い入れ姿勢の継続を示した形だ。もっとも、市場では今回の増額は予想範囲内として、債券相場の反応は限定的となっている。

残存3年超5年以下は3500億円、前回3000億円残存1年超3年以下は3400億円、前回3400億円残存25年超は300億円、前回300億円

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト残存3−5年の増額はほぼ市場の予想通り、市場の反応は限定的もう100億円増やせば月間で1000億円の増額となり、1次補正の5年債増発額とぴったり合うので、3600億円との予想もあったが、レンジの中央値で意外感はない

  残存3年超5年以下のオペは、5月の実施回数が5回と前月の6回から減少するものの、今回のオファー額が維持された場合、月間の買い入れ額は1兆7500億円と、4月に比べて500億円の増額となる見込み。

  今回のオペ増額に債券相場の反応は限定的。残存3ー5年の対象となる新発5年国債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.125%と、オペ通知前と変わらず。長期国債先物6月物はオペ通知直後は152円20銭台半ばで推移した後、株高加速を受けて下げ幅をやや拡大した。

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(市場関係者の見方や債券相場の反応を追加して更新します)

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