(ブルームバーグ): アルゼンチン政府は650億ドル(約6兆9000億円)の債務再編について債権者側からの新たな提案にはオープンな姿勢で臨む方針を示した。混乱を招くデフォルト(債務不履行)に再び陥る事態を回避するため交渉に一段と前向きになっていることを示唆した。

  グスマン経済相は6日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで「何が持続可能かを明確にする制約に配慮した、利払いと元本の削減や猶予期間の延長の組み合わせを検討する用意がある」と発言。「パラメーターの組み合わせという点でわれわれは柔軟だ。大事なのは持続可能性だ」と語った。

  複数の主要債権者グループは既にアルゼンチン側からの最初の提案を拒否している。この案には5.4%の元本削減、62%の利払いカット、3年間の猶予期間が盛り込まれていた。債券保有者への金利支払いの猶予期間が切れる5月22日までに合意が成立せず、アルゼンチンが支払い義務を履行できない場合、9回目のデフォルトに陥る。

  グスマン経済相は8日となっている債券保有者への政府提案の有効期限については、「現時点で期限延長を予定していない」と述べ、債権者側から延長を正当化するような提案書など「新たな要素」が出てこない限り延長しない方針を示した。

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