(ブルームバーグ): 欧州の航空会社エールフランス・KLMは、航空旅行需要の回復には数年かかると警告した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が航空業界に及ぼしている打撃が浮き彫りになった。

  同社は7日、通期見通しを撤回し、4−6月(第2四半期)に損失が前期から「大幅に拡大」するとの見通しを示した。発表資料によると、燃料の「オーバーヘッジ」の影響で1−3月(第1四半期)の純損益は18億ユーロ(約2060億円)の赤字となった。

  同社は4−6月の輸送能力95%減、7−9月(第3四半期)には夏期にゆっくりとした需要回復が始まるとして80%減を予想している。

  同社は2020年通期についてEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)が「大幅なマイナス」になるとの見通しを示した。EBITDAベースで04年のエールフランスとKLMの統合以来初の通期赤字となる可能性が高い。

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