(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)は金融政策の据え置きを7日に発表したものの、今年のマイナス14%成長予想など厳しい経済見通しの中で来月にも追加緩和を打ち出す可能性がある。

  議事要旨によれば、金融政策委員会(MPC)の9人のうち2人が、資産購入の1000億ポンド(約13兆1800億円)増額を主張した。他の委員も下振れリスクが追加措置を必要にする可能性があると同意。現在のペースでは量的緩和(QE)プログラムの購入枠を7月初めに使い尽くすことを全委員が指摘しており6月の会合で6450億ポンドの上限が見直される可能性が高い。

  ベイリー中銀総裁は「景気の展開次第で必要に応じ、長期的繁栄と国民のニーズにとって最重要の金融安定を達成するのに必要な行動を取る。これがわれわれの全面的な断固たるコミットメントだ」と表明した。

  英中銀は新型コロナウイルス感染拡大阻止のための制限措置に伴う景気縮小とその後の急回復を予想。6月末までに国内総生産(GDP)は今年序盤から30%減少し、失業率は2倍強の9%に達するとの見通しを示した。2021年末までには20年の経済縮小を取り戻すと見込んでいる。

  中銀当局者らは総じて、現行プログラムの効果が今後数週間でより鮮明になるのを見極めるべきだとの点で一致した。

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