(ブルームバーグ): トルコの銀行監督当局は、金融市場で操作的と見なされる取引の範囲を拡大した。通貨リラは対ドルで最安値を更新した。

  銀行調整監視機構(BDDK)の新たな規制によれば、「誤解を招く価格」をもたらしたり、資産価格を「異常もしくは不自然な」水準に維持する結果となった銀行取引は今後、操作的とみなされる。

  トルコでは今年2月にインサイダー取引や市場操作に関する罰則を強化し、刑期を延長する法律が成立したが、今回はこれを補完する。7日発表の官報によれば、外為や金利を含む広範な資産が新たな規制の適用対象となる。

  BDDKはまた、奥行きの浅い市場や需給の異常に際した価格変動を利用し市場を一段と混乱させるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引も市場操作のリストに加えた。

  リラは今年に入り、対ドルで17%下落。7日は一時、1.1%安の1ドル=7.2682リラをつけた。

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