(ブルームバーグ): 米高級百貨店のニーマン・マーカス・グループは、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きを申請した。新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、巨額の債務が重圧となった。

  ヒューストンの裁判所に提出された申請文書によると、同社の経営権は債権者が掌握する。同社はこれで債務返済の猶予を得るほか、経営陣が再建計画を策定する傍らで事業を継続することが可能になる。同社によると、債権者の圧倒的多数が同計画に支持を表明し、再建手続き中のつなぎ融資として6億7500万ドル(約720億円)のDIPファイナンスと、破産法適用下から脱却する際の資金として7億5000万ドルのエグジットファイナンス(出口融資)提供に合意した。

  新型コロナ対策で店舗閉鎖とスタッフの一時帰休を実施していることから、経営再建は困難が予想される。同社の発表によると、国内店舗の一部は商品の店外引き渡しに限定して営業を再開した。

  ニーマン・マーカスは全米で40余りの「ニーマン・マーカス」店舗と20余りの「ラスト・コール」店舗を展開するほか、ニューヨーク・マンハッタンの「バーグドルフ・グッドマン」とドイツの「マイテレサ」も運営している。

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