(ブルームバーグ): 7日の米株式相場は反発。米失業保険申請件数の減少や、米中の貿易協議責任者が来週にも電話会談するとの報道が投資家心理にプラスに働きました。新型コロナウイルス感染拡大の影響は続いていますが、米国各地で活動再開に向けた動きが広がる中、経済への影響の最悪期は脱したとの見方も一部出てきているようです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

過去に例のない危機

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、新型コロナ感染拡大がもたらす危機と闘うには従来型の政策措置を超える以外に選択肢はないと言明。ブルームバーグ主催のオンラインパネルディスカッションで総裁は、「平和な時代にこれほどの経済危機は過去に例がない」とし、可能な限りあらゆる手段や政策を駆使して乗り越えなければならないと主張した。

6月に追加措置も

イングランド銀行(英中央銀行)は金融政策の据え置きを発表。だがベイリー総裁は、来月にも金融緩和を拡大する可能性があることを鮮明にした。必要な措置を取るとした総裁の発言は、債券購入が必要な限り延長され無制限となる可能性を示唆する。総裁はQEの目標額を設定することと無制限にすることの区別はないとも言明した。

回復てこ入れ

サウジアラビアは世界の顧客向けの原油価格を引き上げた。回復の芽が出始めたエネルギー市場をてこ入れする。国営石油会社のサウジアラムコはアジア向けのアラビアン・ライト原油の公式販売価格(OSP)を1バレル当たり1.40ドル引き上げて、中東産原油の基準価格を5.90ドル下回る水準に設定。ブルームバーグが価格表を確認した。

「悲惨」な水準に

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、新型コロナウイルスの感染拡大によって米国の失業率は「悲惨な」水準に上昇すると予想した上で、景気回復には時間がかかり、そのペースは緩やかになるとの見通しを示した。米NBCの番組で総裁は、8日発表される4月の米失業率について「恐らく16%か17%といったところだろう」と予想。「実質的な数字は23−24%程度と考える。悲惨な水準だ」と加えた。

規制強化

トルコの銀行監督当局は、金融市場で操作的と見なされる取引の範囲を拡大した。銀行調整監視機構(BDDK)の新たな規制によれば、「誤解を招く価格」をもたらしたり、資産価格を「異常もしくは不自然な」水準に維持する結果となった銀行取引は今後、操作的とみなされる。

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