(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)メーカーの米テスラは中国・上海郊外の工場での生産を停止した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。これにより同社による車両生産は全世界でストップした。

  同工場では従業員が5日間の「労働節」連休が明ける6日から職場に戻るはずだったが、休日は延長され早ければ9日からの復帰を求めると会社から伝えられた。情報が公になっていないことを理由に関係者が匿名で語った。

  突然の生産停止の理由は不明。中国のテクノロジー関連ニュースサイト「36kr」は部品不足が発生しているためだと報じた。テスラにとって唯一の米国外自動車製造拠点である同工場では「モデル3」の部品供給の遅れが予想されていたが、重要な製造機器の一つに問題が発生し修理が行われていると関係者は説明した。

  新型コロナウイルス感染拡大でカリフォルニア州フリーモントにあるテスラの車両組立工場は3月23日から稼働休止となっており、上海工場の停止で同社の自動車生産は全面的にストップした。

  テスラは上海工場では通常のメンテナンス作業が行われており、5月1−5日の労働節連休を利用して生産ラインの調整を実施したと資料でコメントした。

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