(ブルームバーグ): 7日の米株式市場で米バイオテクノロジー会社モデルナの株価が一時14%上昇した。新型コロナウイルスのワクチン候補開発計画が加速していることが好感された。

  発表資料によると、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン候補「mRNA-1273」の第2相試験は米食品医薬品局(FDA)の了承を得られたことで近く始まる見込みで、夏の初めまでに第3相試験の開始を目指している。同社は早ければ2021年の生物製剤承認申請(BLA)承認に向けて準備している。

  第2相試験は健康成人600人が対象で、初期の結果は7−9月(第3四半期)に判明する見通し。ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は発表文で目前に迫った試験開始は「重要な前進」を示すものだと指摘した。

  タル・ザックス最高医療責任者は6日、医療関連ニュースサイトSTATとのインタビューで、より大規模な試験が今夏に実施される計画で、ワクチンの有効性を示す結果が年内に明らかになる可能性があると語った。またワクチンが成功すれば、持病がある人や高齢者など高リスクの人々が早めに接種を受けられる可能性があると説明した。

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