(ブルームバーグ): フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は「米連邦準備制度は単科大学や大学、非営利医療機関に直接融資を提供できる制度の創設について慎重に検討している」ことを明らかにした。

ハーカー総裁は7日にシカゴ・グローバル評議会とのオンラインイベントで講演。講演テキストによると「厳しい時期に入ることに備え、銀行には資本の保持を強く要請したい。私個人の考えでは、銀行は現時点で多額の配当を支払うべきではない」と指摘「ウイルス自体が抑制されるまでは、より多くの州が徐々に経済活動を再開するとしても、数カ月前の状態と比べて経済はアンダーパフォームすると予想できる」「比較的楽観的なシナリオは、経済活動が概して6月に再開され、ウイルス感染拡大を封じ込める技術が整備され、秋に感染拡大の第2波が来ないものだ。そのシナリオでは、GDPは2Qに大幅に縮小した後、下期にかなり回復すると予想される」「比較的楽観的でないシナリオは、性急な経済活動再開で感染の第2波が発生するもので、健康面の大惨事になるだけでなく、景気回復を覆すことになる。このあまり期待の持てないシナリオでは、2020年は基本ラインと同様の成長軌道を予測する。その後、休業措置の再導入で21年のGDPは痛みを伴う収縮が続くだろう」

©2020 Bloomberg L.P.