(ブルームバーグ): 欧州最大のエンジニアリング会社、ドイツのシーメンスは、2020年9月通期の売上高と利益の見通しを撤回した。新型コロナウイルスの感染拡大による産業界の低迷の中、全ての部門が減益となっている。

  シーメンスは新型コロナ感染拡大防止のため政府が実施したロックダウン(都市封鎖)中も工場の操業を継続しているものの、顧客からの受注は低迷した。同社は8日の発表資料で、現時点では通期売上高の「緩やかな減少」を見込んでいるほか、利益の見通しを示すことができないと説明した。

  1−3月(第2四半期)の工業部門の利払い・税金・償却控除前利益(EBITA)は調整後ベースで18%減の15億9000万ユーロ(約1800億円)。アナリスト予想平均は16億6000万ユーロだった。同社は低迷が今四半期中に底を打つとみている。

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