(ブルームバーグ): 債券相場は下落が予想されている。前週末の米国市場で雇用が大幅に悪化したにもかかわらず、株価が続伸し、長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見通し。市場では日本銀行がこの日に予定している国債買い入れオペの通知額が注目されている。

  先物夜間取引で6月物は米長期金利の上昇を受けて水準を切り下げ、結局は前週末の日中取引終値比10銭安の152円27銭で引けた。

市場関係者の見方

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト

米国では株高、長期金利上昇と他市場は逆風。きょうの債券相場は外部環境の悪化を素直に映して下落と予想日銀の国債買い入れでは残存期間3年超5年以下の通知額に注目。前回の3000億円から3400億円に増えればニュートラルだろう先物中心限月の予想レンジは152円15銭〜152円31銭

日銀買いオペ

対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、25年超。前回の通知額はそれぞれ3400億円、3000億円、300億円備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

海外市場の流れ

8日の米10年物国債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp)高い0.68%程度で終了米雇用統計:4月は失業率14.7%に上昇−労働市場が急激に悪化【米国市況】株が続伸、雇用急減もリスク選好−原油反発、ドル続落

(11日早朝に配信した記事で第一段落の「上昇」を「下落」に訂正します。)

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