(ブルームバーグ): 英国政府は市民に対し、閉鎖された公共の空間では顔を覆い、1年以上続く「ニューノーマル」に備えるべきだと呼び掛けた。

  一方で、新型コロナウイルス流行に伴う影響からの回復に向けたロードマップを発表した。全国的に感染拡大が鈍化していると科学者らが確信する中で、ジョンソン首相は新たな流行を抑えることと経済再開との間でバランスを取ろうとしている。だが、首相が仕事に復帰するよう促した建設労働者は新型コロナによる死亡率が最も高い部類に入ることが統計で明らかになっており、首相の戦略には危険と困難がつきまとう。

  ロードマップでは、段階的な制限緩和を目指している。まずは13日から、自宅勤務できない人々の職場復帰促進や娯楽目的での外出に関するルール緩和、店舗内や公共交通機関でのフェイスカバー着用励行を実行する。

  クリス・ウィッティー主席医務官は11日、記者団に対し、政府の制限緩和計画には「リスク」もあるが、そのリスクは得られる恩恵に対して「相応」だと語った。

  60ページにわたる新たなガイダンスで、ジョンソン首相は社会的な距離を維持する措置が当面必要となる公算が大きいとの見方を示し、自宅勤務が可能な場合はワクチンか治療薬が開発されるまで継続するよう求めた。

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