(ブルームバーグ): 米カーライル・グループとシンガポール政府投資公社(GIC)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で打撃を受けているアメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル(GBT)への出資を取りやめる。  

  今週完了する予定だった出資条件を巡る再交渉で、合意に至ることができなかった。合意を妨げた問題について公に話す権限がないとして関係者が匿名を条件に語った。

  2019年12月に発表された出資計画はアメリカン・エキスプレス(アメックス)のGBT部門を債務を含め50億ドル(約5300億円)と評価。カーライルとGICが20%出資し、アメックスは50%の出資比率を保持することになっていた。

  GBT部門は「強い長期投資家の支援」を得ており、「現在の環境で営業コストを減らす適切な行動を取っている」とコメントを発表。「流動性に関する懸念は全くない」と説明した。

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