(ブルームバーグ): オバマ前米大統領は、新型コロナウイルス感染拡大へのトランプ大統領の対応について、「混沌(こんとん)とした大惨事」だと痛烈に批判した。

  オバマ氏の発言は8日に開催された前政権メンバーとの電話会議の音声記録を基に米ヤフーニュースが最初に報じた。この会議は11月の大統領選に向け民主党候補指名を確実にしたジョー・バイデン前副大統領への支持を呼び掛けるために行われたという。

  同会議でオバマ氏は、「自分にとって何が利益か、他人のことなどは構わないという考え方」が政府内に横行し、新型コロナ対応が「間違いなく混沌とした大惨事」となっていると述べたという。

  これに対し、マケナニー大統領報道官は9日の声明で、「トランプ大統領の新型コロナ対応は前例のないもので、米国民の命を救っている」と指摘。トランプ氏はオバマ氏の発言について直接的な反論は行わなかったものの、10日のツイートで、2009−10年にH1N1型豚インフルエンザが流行した際のオバマ氏とバイデン氏の対応を「大惨事」と同じ表現を用いて批判した。

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