(ブルームバーグ): オーストラリアの財政赤字は今年度(2019年7月−20年6月)と来年度に対国内総生産(GDP)比で7.2%に拡大すると、シンクタンクのデロイト・アクセス・エコノミクス(DAE)が予想した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動停止への対応で財政支出が増える一方、歳入は減るためだ。

  デロイトのパートナー、クリス・リチャードソン氏は11日のリポートで、政府「予算は一連の圧倒的打撃を受けている」とし、「労働者や所得の減少は、政府見通しとの比較で所得税が最も打撃を受けることを意味する」と指摘した。

  同社によると、歳入は昨年12月に公表された年央経済・財政見通しを今年度に6%、来年度に16%それぞれ下回る見込み。企業利益も打撃を受けるため、法人税も政府見通しを下回ると予想した。

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