(ブルームバーグ): トルコ当局は、国内の銀行にシティグループ、UBSグループ、BNPパリバとリラ取引を行うことを禁止した措置を解除した。禁止措置は7日に実施されたばかりだが、為替市場以外にも影響が広がり、数日で撤回された。

  銀行監督当局BDDKの報道官が解除したことを認めた。BDDKは7日、シティとUBS、BNPがリラ債務要件を満たしていないとして、3行とのリラ取引を禁止した。

  コエックス・パートナーズのマクロストラテジスト、ヘンリク・ガルバーグ氏は「当局は考え直したようだ。恐らく、政権の中で従来型の政策を支持する一部の人々が、金融市場への外国の関与を攻撃しても何も得られないとBDDKを納得させたのだろう」と解説し、「それならば、良い兆しかもしれない」と述べた。

  2018年の通貨危機以来、トルコ当局は外国人投資家の流動性に対するアクセスを制限し、リラ売りのトレーディングをいっそう難しくした。だが、これでトルコが自由市場原則を維持する意向なのか投資家が疑問を持つようになり、資本流出に拍車を掛けた。

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