(ブルームバーグ): 世界的に流行する新型コロナウイルスの感染拡大が最初に発生した中国湖北省武漢市は、1100万人の全住民の検査を準備するよう担当者に指示した。国営メディアが伝えた。同市では4月8日のロックダウン(都市封鎖)解除後初めて、新たな感染例が報告された。

  国営メディアが引用した武漢市の新型コロナ対策を所管する部署が出した文書によれば、全ての地区に管轄する全住民の10日以内の検査準備計画の提出指示が出された。感染した場合にリスクの高い脆弱(ぜいじゃく)なグループと集合住宅が密集するような地区での検査実施が優先されるという。

  地元政府によれば、10、11日に報告された6件の感染例はいずれも無症状で既に隔離対象となっていた。全住民を対象にウイルス検査を実施する今回の武漢市の大掛かりな計画は、感染が再び拡大することを恐れる中国当局の不安を反映したものといえそうだ。

(国営メディアが伝えた武漢市の指示を追加して更新します)

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