(ブルームバーグ): ニューヨーク原油先物相場はアジア時間12日朝方の取引で約2%反発。サウジアラビアなどが発表した追加減産により、在庫が積み上がっている貯蔵施設への圧力が一部緩和するとの見方が背景。

  ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限はシドニー時間午前8時25分(日本時間同7時25分)現在、51セント高の1バレル=24.65ドル。11日のニューヨーク時間帯の通常取引では、60セント(2.4%)安の24.14ドルで取引を終えていた。

  サウジは石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」で最近合意した減産分に加え、自発的かつ一方的に日量100万バレルの追加減産を実施すると発表した。

  ライスタッド・エナジーのアナリスト、パオラ・ロドリゲス・マシウ氏は追加減産について、市場のリバランスには不十分だが、少なくとも貯蔵インフラへの圧力軽減にはなるだろうと指摘。「需要が予想通り増加し、新たなロックダウン措置が取られなければ、世界的な貯蔵タンクの限界超えは避けられるだろう」と述べた。  

©2020 Bloomberg L.P.