(ブルームバーグ): 3日の米株式市場ではS&P500種株価指数が4日続伸。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から悪影響を受けた経済が急速に回復するとの楽観から買いが続いた。

  ナスダック100指数は2月に付けた終値ベースの最高値を上回る場面もあった。銀行株を中心に買いが入り、S&P500種株価指数は3カ月ぶり高値。構成銘柄の騰落比率は4対1となった。ADPリサーチ・インスティテュートが発表した5月の米民間雇用者数が予想より小幅な減少にとどまったため、逃避先とみられる資産が敬遠され、金や米国債が下落。ドル指数は3月初め以来の低水準となった。

  S&P500種が前日比1.4%高の3122.87。ダウ工業株30種平均は527.24ドル(2.1%)高の26269.89ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇。ニューヨーク時間午後5時現在、米国債市場では10年債利回りが6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.75%。

  スパロー・グロース・ファンドの最高投資責任者(CIO)、ジェラルド・スパロー氏は「市場は現在、懸念の壁を登っているが、多くの投資家はかなりの違和感を覚えている」と述べた。同ファンドは今年、同様のファンドの95%をアウトパフォームしている。

  外国為替市場ではドルと円が主要通貨に対して広範に下落。リスク選好の動きと米国株の上昇が売りを誘った。ドイツの連立政権が景気刺激策について合意に達したことから、終盤にかけてユーロはこの日の高値を付けた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ドルは円に対して0.2%上昇の1ドル=108円90銭。対ユーロでは0.6%安の1ユーロ=1.1233ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は48セント(1.3%)高の1バレル=37.29ドルで終了。約3カ月ぶりの高値となった。ロンドンICEの北海ブレント8月限は22セント高の39.79ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日続落。5月の米民間雇用者数が市場予想より小幅な減少にとどまったことから逃避需要が薄れ、ここ1カ月余りで最も大幅な値下がりとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1.7%安の1オンス=1704.80ドルで終了。

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