(ブルームバーグ): フランスの自動車業界団体PFAは6月の乗用車販売が平常時のレベルに近づくと予想している。業界の深い落ち込みからの回復を政府の支援策が後押ししている力強い兆しが見られるとした。

  PFA幹部マルク・モーテュロ氏によると、6月の乗用車登録はこのままいけば前年同月に近いペースになることがデータで示されている。PFAは7月1日に6月の結果を発表する。

  モーテュロ氏はインタビューで「月末の数日間が非常に重要なためわれわれは引き続き慎重だが、再始動の明確な兆しがある」とした。また受注は「通常よりかなり多い」一方で、国内の乗用車生産はコロナ危機前の約60%の水準だとした。前月末時点ではわずか40%だった。

  フランスの乗用車登録は5月に50%減少したが、4月の89%の落ち込みより減少幅が縮小した。

  マクロン仏大統領は先月、国内の自動車業界の活性化などを目指す一連の措置を発表した。この中には6月1日付で施行された電気自動車(EV)購入の支援策や旧型で環境への負荷が大きい車からの買い替えを促す計画が盛り込まれている。

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