(ブルームバーグ): 経済産業省が29日発表した5月の商業動態統計(速報)によると、小売業販売額は前年同月比12.3%減少した。前年割れは3カ月連続。減少率は市場予想よりも大きかったものの、前月からは縮小した。緊急事態宣言の解除に伴い経済活動が再開へ動き始める中、百貨店などの各種商品や織物・衣料・身の回り品などで減少率が縮小した一方、自動車は拡大した。

  小売業の基調判断は前月の「急速に低下している」から「下げ止まりがみられる」に変更された。

エコノミストの見方

大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミスト:

自粛解除で人が動き出したので消費が戻ってきているのは事実。6月も基本的には消費は回復の傾向が続くとみているしかし、これから注目しないといけないのは雇用関連のデータ。最悪期は脱したが全てが良くなっているわけではない。雇用情勢が悪化して所得が確保されない状況が見えてしまうと、消費性向は落ちやすい

    

(エコノミストコメントを追加して更新しました)

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