(ブルームバーグ): 欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が大幅反落、国債上昇−ウイルス感染急増に警戒高まる

  26日の米株式相場は大幅反落。S&P500種株価指数はここ2週間余りで最低の水準となった。米国債は値上がりした。新型コロナウイルスの感染再拡大で経済の段階的再開が一部の州でストップした。フェイスブックは一部広告主の広告掲載停止が嫌気されて3月以来の大幅安となり、相場全体を押し下げた。

  主要3株価指数はいずれも下落率が2%を超えた。テキサス州とフロリダ州がバーの営業などに制限を復活させ、アリゾナ州でも新型コロナの感染者が急増した。この日発表された5月の米個人消費支出は、政府の支援金に支えられて過去最大の伸びとなったが、個人所得は減少した。米金融当局が米国の主要銀行に対し、少なくとも7−9月(第3四半期)まで増配や自社株買い再開の禁止を指示したことが響き、銀行株は下げた。

  S&P500種株価指数は前日比2.4%安の3009.05。ダウ工業株30種平均は730.05ドル(2.8%)安の25015.55ドル。ナスダック総合指数は2.6%低下。ニューヨーク時間午後4時18分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.64%。  

  ストーンXのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は、「人々はサンベルト地帯の動向とこれまでに見られた劇的な感染増加を幾分警戒しているのだろう」とコメントした。

  為替市場ではドル指数が上昇。スイス・フランと円は他の主要通貨の大半をアウトパフォームした。米南部などで新型コロナ感染者数の記録的な増加が続いたのが背景。米国での株安・債券高も逃避需要を押し上げた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。一時は0.5%上昇し、6月1日以来の高水準となっていた。週間ベースでも上昇し、3週連続のプラスを確保した。ドルは対円では横ばいの1ドル=107円19銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1226ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。週間ベースでも下落した。米国での新型コロナ感染急増を受けて需要見通しや相場回復を巡り不透明感が強まった。週間で下げるのは今月2回目。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は23セント(0.6%)安の1バレル=38.49ドル。週間では3.2%下げた。ロンドンICEの北海ブレント8月限は3セント安い41.02ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日ぶりに反発し、週の終値としては約7年ぶりの高値となった。ドルが上昇したものの、新型コロナ感染の再拡大が景気回復を鈍らせるとの懸念が強まり、金は買われた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は9.70ドル(0.5%)上げて1オンス=1780.30ドル。週間では1.6%上昇し、中心限月の週の終値としては2012年10月以来の高値となった。

Havens Rally Amid Virus Resurgence, Restrictions: Inside G-10(抜粋)

Oil Posts Second Weekly Loss in June, Undermining Recovery(抜粋)

PRECIOUS: Gold Gains for a Third Week as Virus Concerns Mount(抜粋)

◎欧州市況:株反落、終了直前に値を消す−ドイツ債小幅高

  26日の欧州株は下落、取引終了直前の1時間で上げを失った。米国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、同国の一部で経済再開への動きが中断されたことに反応した。

  ストックス欧州600指数は0.4%安で終了。米国株の下げに追随した。銀行や通信が売られたが、テクノロジーや不動産は比較的堅調だった。同指数は週間ベースで2%安。月間ベースでは3カ月連続の上昇となる見通しだ。

  BNPパリバの株式デリバティブ戦略責任者のエドムンド・シン氏は「8月や9月も危なさが残る。季節的に見て、株式市場にとって1年の中で最悪の月となる傾向があるからだ」と述べた。

  欧州債はドイツ債が小幅高。逃避需要の買いが入った。米国で新型コロナの新規感染者数が記録的な伸びを示し、米国株が下落した。

  イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは178ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で変わらず。一時はスプレッド縮小に向かったが、株が下落するにつれて戻した。

  ドイツ債は米国債をアンダーパフォームした。英国債のイールドカーブはベアスティープ化した。

  ドイツ10年債利回りは1bp下げてマイナス0.48%。フランス10年債利回りはマイナス0.12%で変わらず。イタリア10年債利回りも1.30%で変わらずだった。

Bunds Edge Higher on Haven Demand; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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