(ブルームバーグ): ロシア政府がアフガニスタンで米兵殺害に報奨金を懸けていたとの情報についてトランプ米大統領は28日遅く、情報機関からは信ぴょう性を欠くとの報告を受けたとし、このため自身へのブリーフィングや説明がなかったとツイートした。

  トランプ氏は、ロシアに関する疑惑では「議会が真相を突き止めることが不可欠だ」と主張するリンゼー・グラム上院議員のツイートにかぶせる形で投稿。トランプ氏に近い同議員は28日に、バージニア州でトランプ氏でゴルフを一緒にプレーしていた。

  ホワイトハウスは先に、トランプ氏がこの問題で情報当局者から説明を受けていたにもかかわらず行動を起こさなかったとの報道を否定していた。

  米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は26日、ロシアがタリバン系の武装勢力に米兵や英兵の殺害で報奨金を払っていたとし、この問題でトランプ氏や政権高官は数カ月前に説明を受けていたと伝えた。ワシントン・ポスト紙も大筋で同様の報道を行っている。

  11月の大統領選で民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領は27日、オンライン形式のタウンホール会議で「ニューヨーク・タイムズによるとトランプ氏はこの情報を得ていたにもかかわらず、米国にプーチン氏を迎えてG7にロシアを招待しようとしていた」と非難した。

 米共和、民主両党の指導者は28日、ロシアによる懸賞金に関する報道について、ホワイトハウスに説明を求めた。

  この報道に関する最初の発言でトランプ氏は、「私は誰からもブリーフィングや説明を受けなかった」とツイート。これに対し、ボルトン前大統領補佐官はNBCの番組で、「大統領が何も聞いていないとわざわざ自分から説明していることに驚愕する。なぜそのようなことをするのだろうか」と述べていた。

  下院共和党のリズ・チェイニー議員はこの日、トランプ氏の発言を真実として受け入れる様子を示した上で、「いつ誰が知っていたのか」などについてホワイトハウスに説明を求めた。同じく共和党のダン・クレンショー下院議員も「答えが必要だ」とツイートした。  

  民主党のペロシ下院議長はアフガンでのロシアによる米兵への懸賞金については知らなかったとした上で、「これについて議会への報告書を求めた」と語った。

(トランプ氏の28日遅くのツイートなどを追加して更新します)

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