(ブルームバーグ): 米フェイスブックの広告主の間で広がっているソーシャルメディアへの支出を停止する動きは、同社の売上高見通しに打撃を与えているほか、株価をさらに圧迫している。

  最近では、スターバックス、リーバイ・ストラウス、 ペプシコ、ディアジオなどの企業がソーシャルメディアへの広告支出を停止すると発表した。これは暴力を賛美したり、偽情報を伝達したり、差別を助長したりする投稿を抑制するようフェイスブックと同業者に促すことが目的だ。

  1−3月(第1四半期)だけで売上高が177億ドル(約1兆9000億円)に上るフェイスブックの成長を単独で大きく落ち込ませることができる企業はない。ただ、広告停止の動き拡大を受け、他のブランドにも追随するよう求める圧力が強まっており、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気減速を合わせて考えると、 フェイスブックへの脅威は深刻化している。

  フェイスブックのボイコットに参加したり、広告支出を制限したりする方針を表明しているブランドが増える中、 フェイスブック株は引き続き圧迫されている。世界最大級の広告主であるユニリーバが年内いっぱいフェイスブックへの広告支出を停止すると発表したことを受け、フェイスブック株は26日に8.3%下落。これを受け、時価総額560億ドルが吹き飛んだほか、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の純資産は70億ドル余り目減りした。

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