(ブルームバーグ): バンカーが在宅勤務を余儀なくされ、、M&A(企業合併・買収)はほぼ凍結状態だが、今年の欧州で活況を呈している特異なセクターがある。それは再生可能エネルギー資産で、需要は衰えを知らない。

  石油の供給過剰と新型コロナウイルス感染拡大による需要冷え込みでエネルギー価格は急落したが、再生可能エネルギーは底堅さを発揮。欧州の経済再建パッケージには温室効果ガスの削減を狙った措置も盛り込まれ、域内のエネルギーの未来にとって重要となる企業に投資しておくことは賢明な動きと言えるかもしれない。

  ブルームバーグのまとめたデータによると、欧州における代替エネルギー資産の買収は金額ベースで年初来で64%増。これに対し、域内の全体のM&Aは15%減少した。

  RBCキャピタル・マーケッツの公益事業・再生可能エネルギー担当マネジングディレクタ−、ラルフ・イベンダール氏は「消費者にとって電気がより重要になっており、参入をうかがう企業が増えている」と述べ、「脱炭素化を無視できたような時代はまさに終わりを迎え、誰もがそれに気づいている」と指摘した。

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