(ブルームバーグ): 債券相場は超長期債を中心に下落した。夕方公表される7月の長期国債買い入れ月間予定を控え、買い入れ増額が見送られるとの懸念や、来週の30年債入札を意識した売りが優勢となり、超長期債利回りは昨年3月以来の高水準に達した。一方、この日に行われた2年債入札は順調な結果となった。

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

2年債入札は無難ないしやや強めの結果となり2年債は堅調対照的に超長期債は、夕方公表される7月の長期国債買い入れ月間予定を前に増額見送りに備えた売りが出た国債増発は結果的に日銀の買いで相殺されるとはいえ、短期的に需給が緩むことは避けられないため、今週の10年債、来週の30年債入札を前に超長期債の調整売りが強くなった

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

2年債入札は前場に調整したこともありしっかりした結果に終わった入札結果判明後に先物は少し値を戻したが、超長期債が売られたタイミングで下げ幅を拡大超長期債は今月に入って増発に向けた調整売りが続いているほか、30年債入札に向けた売りも出た

2年債入札

最低落札価格は100円46銭5厘と市場予想(100円45銭5厘)上回る応札倍率は4.68倍と前回の5.28倍から低下小さいほど好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は9厘と前回6厘からやや拡大備考:日本債券:2年利付国債の過去の入札結果(表)

背景

日銀は午後5時に7月の長期国債買い入れの月間予定を公表日経平均株価の終値は293円10銭(1.3%)高の2万2288円14銭米国、香港への輸出優遇措置取り消しへ−中国による治安措置巡り

新発国債利回り(午後3時時点)

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