(ブルームバーグ): 米連邦最高裁判所は29日、人工中絶を規制するルイジアナ州法を認めないとの判断を下した。同法は人工中絶を施す医師に、患者受け入れに対する同意を同地域の病院から得ることを義務づけている。

  ジョン・ロバーツ米最高裁長官とリベラル派判事4人が、州法は無効との判断に票を投じた。ロバーツ長官は2016年に違憲判断が下ったテキサス州法と同じ理由で、ルイジアナ州法は「人工中絶へのアクセスに重い負担をかける」として、違憲判断の理由を説明した。ロバーツ長官は16年の審理では少数派だった。

  1973年に最高裁が下した「ロー対ウェイド裁判」の判決で、米国で人工中絶が合法化されたが、中絶反対派はこの撤回への一歩になるとして、今回の訴訟に期待していた。

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