(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)は、社債に投資する上場投資信託(ETF)の買い入れ開始から2カ月弱で世界最大級の社債ETFの大口保有者に浮上した。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、FRBは6月16日時点で「iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ETF」(ティッカー:LQD)を1300万口強保有。FRBより多く同ETFを保有するのはバンク・オブ・アメリカ(BofA)とフィッシャー・アセット・マネジメントのみだが、両社はいずれも4−6月(第2四半期)の保有状況について今後に報告する。

  FRBはまた、「バンガード短期社債ETF」の大口保有者で2位、「バンガード中期社債ETF」では同5位となっている。

  FRBは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中でクレジット市場を支える取り組みの一環として社債ETFの買い入れを3月下旬に発表。5月12日に購入を開始した。「セカンダリーマーケット・コーポレートクレジットファシリティー(SMCCF)」プログラムに基づき買い入れたETFは6月16日までに約68億ドル(約7300億円)に達した。

  アカデミー・セキュリティーズのピーター・チア氏によると、直近の数字はFRBの保有残高のピークになる公算が大きい。FRBは6月半ばに社債の個別銘柄の購入に着手しており、パウエルFRB議長はその翌日、ETF購入の一部を社債に振り向けると述べていた。

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