(ブルームバーグ): 中国が食肉輸入の停止を拡大している。新型コロナウイルス感染拡大と食品が関連している可能性をほのめかす世界2位の経済大国が、世界の農業市場に混乱をもたらし続けている。

  税関総署のウェブサイトに掲載された通知によれば、ブラジルやカナダ、ドイツなどにある食肉関連施設からの輸入が一時停止されている。中国は停止理由を示していないが、全ての施設ではないにしろその大半に共通する背景は新型コロナウイルス感染症(COVID19)の流行だ。

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  中国は最近、積み荷が安全性基準を満たし新型コロナに汚染されていないことを証明する文書への署名を輸出側の企業に求めるという予期せぬ措置を講じ、論争を招いた。輸出国や規制当局はコロナ感染と食品の結び付きを示す証拠はないと反論している。

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  オランダの4施設も中国の輸入停止措置の対象となっている。オランダ農業・自然・食品品質省は、いずれの施設も汚染源ではないと主張。ブラジル農務省は電子メールで、中国に対し輸入停止の理由説明を求め、停止を撤回するよう交渉を始めたことを明らかにした。

出所:中国税関総署

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