(ブルームバーグ): 中国の製造業活動を測る6月の政府の指数は前月から上昇した。新型コロナウイルス感染拡大による落ち込みからの段階的な持ち直しが続いていることが示唆された。

  国家統計局が30日発表した6月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.9。5月の50.6から上昇した。ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は50.5だった。

  6月の非製造業PMIは54.4。予想の53.6を上回った。活動拡大・縮小の分かれ目は50。

  項目別指数では、新規輸出受注が42.6に上昇する一方で、製造業雇用は49.1に低下した。

  PMIデータは中国政府による的を絞った刺激策が効果を発揮している可能性を示している。一方で、新型コロナが世界的需要に打撃を与え、北京市を含め感染拡大が続いていることから、回復持続の難しさも浮き彫りになりつつある。

  興業銀行の魯政委チーフエコノミストは今週のリポートで、企業活動の再開は高い水準であるものの、需要の回復は鈍く、工業生産改善ペースの重しになっていると指摘した。

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