(ブルームバーグ): ADPリサーチ・インスティテュートが1日発表した6月の米民間雇用者数は、市場予想を下回る伸びにとどまった。企業活動の再開は進んでいるものの、景気回復は当初の速いペースから鈍化しつつある兆候が示された。

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ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏:

5月分の大幅な上方修正について:単に、ADP統計の評価基準を労働統計局(BLS)の公式統計に反映させたというのが理由BLSの統計では5月の民間雇用者数は310万人増だったザンディ氏はBLS統計での伸びについて、調査上の問題のほか、企業が報告の対象期間を誤ったとみられることから、「実際よりも極めて高い数字となった可能性が高い」と分析備考:ムーディーズ・アナリティクスは、ADPと共同で集計調査を行っている

パンテオン・マクロエコノミクスのチーフエコノミスト、イアン・シェファードソン氏:

ADP統計の「極めて大幅な上方修正は無視すべきだ」

ADPリサーチのバイスプレジデント兼共同責任者アフ・ユルドゥルマズ氏:

経済はゆっくりと回復を続けており、かつて雇用喪失が最も深刻だった業界に顕著な改善が見られている実際のところ、雇用増の70%が娯楽・ホスピタリティー、貿易、建設の業界だった

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サービス部門の雇用は191万人増。財生産部門は45万7000人増えた娯楽・ホスピタリティーは96万1000人増建設は39万4000人増ヘルスケアは24万6000人増えた鉱業、情報などは減少規模別では、従業員50人未満の小規模企業で93万7000人増、大企業は87万3000人増、中規模企業は55万9000人増えた

(統計の詳細やエコノミストのコメントを追加し、更新します)

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