(ブルームバーグ): 韓国の文在寅大統領は3日、安全保障チームの人事を刷新し、北朝鮮問題のベテランを起用した。北朝鮮は6月、南北融和の象徴である南北共同連絡事務所を爆破した。

  大統領府の発表によると、国家情報院長に朴智元氏を指名した。朴氏は金大中元政権下で大統領秘書室長を務め、20年前の初の南北首脳会談実現に向けて調整役を担ったほか、昨年には板門店で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹、与正氏とも会っている。

  国家安保室長には徐薫国家情報院長を起用する。北朝鮮による連絡事務所爆破の1日ほど前、文大統領は徐氏らを特使として北朝鮮に派遣する提案を行ったが、与正氏に拒否された。

  文大統領はまた、統一相に与党国会議員の李仁栄氏を指名。前任の金錬鉄氏は連絡事務所爆破を受けて辞任していた。国家安保室長の鄭義溶氏は外交・安全保障担当の特使に就く。

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