(ブルームバーグ): 東京都内で11日、新たに206人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと、共同通信が関係者を引用して報じた。1日当たりの感染者数が200人を超えるのは3日連続。

  新規感染者は6月下旬に連日50人以上確認されるなど徐々に増加。7月2日には107人と2カ月ぶりに100人超となった後、6日連続で100人を超えた。8日にはいったん75人に減少したが、9日は224人、10日は243人と連日で過去最多を更新していた。

  神奈川県では緊急事態宣言解除後で最多となる34人の新たな感染者が確認されたと、テレビ朝日が伝えた。

  沖縄県では普天間基地やキャンプ・ハンセンなどで米軍関係者50人以上の感染が確認されたと、NHKが関係者を引用して報じた。

  埼玉県では感染防止対策がとられていない接待を伴う飲食店に対し、特別措置法に基づき、13日以降に休業要請を行うことを決めたと、NHKが伝えた。

  都内の感染者急増について、西村康稔経済再生担当相は10日の記者会見で、PCR検査数の増加を考慮して評価する必要があるとした上で、医療体制はひっ迫しておらず、「4月上旬の緊急事態宣言を発出した時とは状況が違う」と説明した。

  全国的にも、警戒しなければいけない状況であるものの、直近1週間に約20の自治体で新規感染者が出ていないことから、緊急事態宣言の要件である「全国的かつ急速なまん延」には当たらないとの認識を示した。

  政府は10日、予定通りイベント開催の人数制限を緩和。これまで屋内では収容人数の50%以内、屋外でも十分な間隔を取って上限1000人を目安にしていたが、10日以降は5000人まで可能となる。無観客だったプロスポーツも、5000人規模の観客動員が可能で、プロ野球は同日から観客を入れて試合を開催した。

(神奈川と沖縄、埼玉の情報を追加します)

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