(ブルームバーグ): 英国の今年の財政赤字は、平時としては過去最大に膨らむ見通しだ。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が経済に壊滅的な打撃を及ぼすと、英予算責任局(OBR)が予測した。

  OBRが14日発表した見通しによると、今年の財政赤字は3220億ポンド(約43兆2500億円)に達する可能性がある。従来は550億ポンドと予測していた。新たな見通しはGDPの16%超に相当し、第2次大戦以降で最大となる。政府債務残高は向こう5年間、GDP比100%を上回り続ける。

  この見通しは中心シナリオに基づくもので、景気動向が予想を下回れば財政赤字と債務はいっそう増える恐れがある。

  OBRが今回示した3つのシナリオはいずれも今年のGDPが10%以上縮小すると見込んでおり、最悪のシナリオでは14%強の縮小を予想。

  失業率は今年末の11.9%がピークとなると見込まれているが、最悪シナリオでは来年初めに13.2%まで上昇すると想定されている。

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