(ブルームバーグ): 今年の冬に新型コロナウイルス流行の第2波が発生すれば、英国に深刻なリスクをもたらし、今年9月から来年6月までの間に病院で亡くなる人の数は12万人にも達する恐れがあると、同国の医療専門家がリポートで予測した。

  英医療科学アカデミーの研究者はリポートで、診断や治療を必要としている患者が数多く待機していること、季節性インフルエンザが流行する可能性などを踏まえ、新型コロナの第2波は第1波よりも深刻になり得るとの見方を示した。

  冬はその他の呼吸器疾患や心臓病などの病状も悪化する傾向にあるため、英国内の病院の負担は増す。寒くなるとウイルスが繁殖しやすい屋内で人々が過ごす時間が増えることも、新型コロナの流行を助長する公算が大きいとリポートは指摘。執筆者らは検査・追跡プログラムの拡充や、病院・介護施設向けの個人用防護具の備蓄、インフルエンザの予防接種などが重要になると訴えた。

  英国は新型コロナですでに欧州最悪の被害を被り、ジョンソン首相も感染して一時は深刻な容体となった。

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