(ブルームバーグ): 15日の東京株式相場は反発。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待や米国株高の流れを受け継いで、電子部品や機械、自動車など景気敏感株を中心に全業種が高かった。

〈きょうのポイント〉

  ワクチン開発への期待から反発して始まった日本株は、午前に上げ幅を拡大。日本銀行の金融政策維持の発表を受け、午後は上げ幅を縮小して開始したが取引終了にかけて再び上げ幅を広げた。

  りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジストは「ワクチンの話が出ると景気敏感株が買われ、感染が拡大となるとナスダックやグロース株が買われ、どっちにしても買うという状況が続いている」と指摘した。「マーケットは景気回復期待をすでに織り込んでおり、回復が遅れそうになると株価の上昇は頭打ちになるが、ワクチンや治療薬の話で上昇を繰り返している」と話した。

  岡三証券の松本史雄チーフストラテジストは、日銀の金融政策決定会合の結果について「政策維持や経済・物価の下振れリスクが大きいとのコメントにサプライズはない」と指摘。展望リポートで景気の改善ペースが「緩やかなものにとどまる」となったことについて、「景気回復のスピードや確度が注目される中、先行して回復をかなり織り込んできた株式市場にとってギャップが出ている」と話した。

東証33業種では、鉱業、鉄鋼、機械、不動産、卸売業、ゴム製品、サービス業が上昇率上位

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