(ブルームバーグ): ヘルスケア製品の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は16日、通期の業績予想を上方修正した。新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)による悪影響をうまく乗り切れると、同社が考えていることが示唆される。一方、4−6月(第2四半期)決算は、利益がアナリスト予想を下回った。

J&Jは通期の調整後利益を1株当たり7.75−7.95ドル、売上高は810億−825億ドル(約8兆6800億−8兆8400億円)と予想1−3月(第1四半期)には通期予想を下方修正していた

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4−6月の売上高は前年同期比11%減の183億ドル。アナリスト予想(176億ドル)は上回った。調整後の1株利益は1.67ドルと、前年同期(2.58ドル)から減少。アナリスト予想(1.50ドル)は上回った。パンデミックの影響で市場参加者も企業業績の正確な予想が難しくなっている医薬品事業が好調で、全体の売上高を押し上げた。ブランド医薬品部門は107億5000万ドル超と、前年同期比2.1%増。乾癬(かんせん)治療薬「ステラーラ」やがん治療薬「ダラザレックス」、腫瘍治療薬「イムブルビカ」が好調だった一方で医療機器事業は低調で、売上高は39%減の42億ドル。パンデミックの影響で緊急性のない手術が見送られたことが背景にある。市場予想(34億ドル)は上回った決算の詳細はこちらをご覧ください

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