(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン理事は、最近発表された経済指標を深読みしすぎないよう警告し、新型コロナウイルス感染症例が世界的に再び増えていることで家計と企業が当面圧迫されるだろうとの見方を示した。

  レーン氏はECBのウェブサイトに投稿したブログで、予想ほど悪くなかったユーロ圏の4−6月(第2四半期)の域内総生産(GDP)から強固な結論を導き出そうとするのは「賢明ではない」だろうと主張。7−9月(第3四半期)と合わせて評価する必要があるだろうとし、欧州の一部地域や世界の新型コロナ再発が個人消費や企業投資に響いていると指摘した。

  「これらの要素が、経済が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)から完全に回復するには相当な時間が必要だと見込まれることや、財政・金融の大規模な支援が必要であることの理由だ」とレーン氏は説明。7−9月は期待されたほどの急回復が見られない可能性があると続けた。

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