(ブルームバーグ): 中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)が国内ゲーム動画配信プラットフォーム大手の虎牙と闘魚の合併に向けた協議を推進している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。統合が実現すれば34億ドル(約3600億円)規模の同市場で支配的な立場を築くことになる。

  非公開の協議だとして匿名を条件に話した関係者によると、虎牙株の37%、闘魚株の38%をそれぞれ保有するテンセントはこの数カ月にわたり両社の合併について議論しているが、細部はまだ詰め切れていない。テンセントは統合後の新会社の筆頭株主になることを目指していると関係者の1人が語った。

  両社が合併すれば3億人余りのユーザーを抱え、時価総額が合わせて100億ドルに達するオンライン大手が誕生し、中国のゲーム・ソーシャルメディアでのテンセントの優位を固めることになる。アイリサーチによれば、今年の中国ゲームストリーミング市場の売上高は236億元(約3600億円)となる見込み。

  テンセントと闘魚の担当者はいずれもコメントを控えた。虎牙の広報担当にコメントを求めたが、返答はなかった。

  テンセントは4月に虎牙株を買い増し、議決権の5割超を獲得している。

©2020 Bloomberg L.P.