(ブルームバーグ): 投資家は新型コロナウイルスのワクチン承認に伴い市場が動揺するリスクに備えるべきだとゴールドマン・サックス・グループは警告している。債券売りが広がり、テクノロジー銘柄から循環株へのローテーションが進むとみている。

  ゴールドマンのカマクシャ・トリベディ氏らストラテジストは5日のリポートで、11月末までにワクチンが認可される公算大との見方が株式市場に十分に織り込まれていないと分析。また、ワクチンが承認されるころには米大統領選挙の結果も判明しているだろうと指摘した。 

  コロナワクチン認可は「景気循環について、そして実質金利の恒久的なマイナスについての市場の想定を揺るがす」可能性があるとし、そのようなシナリオは利回り曲線スティープ化をもたらすとともに、伝統的な循環株と銀行株を支える一方で、テクノロジー銘柄の優位に水を差すだろうと分析した。

  さらに、これが米国の政権交代と重なった場合、「通商政策リスクが低下し、米国の税関連リスクが高まれば」新興国株が恩恵を受ける可能性があるとの見方も示した。

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