(ブルームバーグ): 中国は、米国内で働く中国人の報道関係者用ビザ(査証)の更新を米国政府が認めないのであれば、措置を講じる意向をあらためて示した。香港にいる米国人報道関係者に対して中国が報復措置を講じるのかどうかに注目が集まっている。

  中国外務省の汪文斌報道官は6日北京で開いた定例記者会見で、「重要な複数の中国人ジャーナリストがビザの延長を申請したが誰一人、米国側から明確な返答を得られていないと聞いている」と述べ、「もし米国が誤った道を突き進むのであれば、中国は必要かつ正当な措置を講じて自国の利益を守る」と表明した。

  中国共産党機関紙・人民日報系の新聞、環球時報の胡錫進編集長は、多くの中国人ジャーナリストのビザは6日に失効するが、更新を認められた者は「誰もいない」とツイッターに投稿していた。これを受け、香港駐在の米国人ジャーナリストの今後の滞在資格についての観測が広がった。

  胡編集長は4日のツイートで、「私が知るところでは、米国側が中国人記者のビザを更新しておらず、全ての中国人記者が米国を離れなければならないという最悪のシナリオに中国側は備えている」と説明、「もしそうなれば中国は香港を拠点とする米国のジャーナリストを標的にすることも含め、報復するだろう」とコメントした。

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