(ブルームバーグ): トランプ米政権は6日、全世界を対象に渡航中止としていた米国民への渡航勧告を撤回し、国・地域別に勧告レベルを取り決める従来の方式に戻した。しかし、現在多くの国が新型コロナウイルスの高い感染率を理由に米国人の入国を制限しているため、影響は限定的なものにとどまる見込み。

  米国務省は発表資料で、「衛生と安全面の状況が改善しつつある国と悪化する可能性がある国が混在する状況で、本省は渡航勧告を国ごとに設定する従来のシステムに戻す」と説明した。

  発表を受け、米株式市場では米航空株が上げた。

  米国務省ウェブサイトによると、日本への渡航はレベル3の「渡航の再検討」に、ニュージーランドはレベル2の「注意を強化」とされた。一方、中国は「移動と検疫の制限」を理由にレベル4の「渡航中止」に据え置かれた。

  同省は今年3月19日に全世界への渡航勧告をレベル4に引き上げた。

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