(ブルームバーグ): 13日の米株式相場は反落。S&P500種株価指数は終値ベースの最高値を再び上回る場面もあったが、午後に失速して下げた。米景気対策協議の行き詰まりと、景気回復の兆しの両方が意識された。米国債利回りは5営業日連続で上昇。原油は値下がりした。

  S&P500種では、エネルギーや不動産、資本財の下げが特に目立った。一方、アップルの堅調が寄与し、ナスダック総合指数はプラスを維持。ダウ工業株30種平均では、シスコシステムズの急落が重しとなった。朝方発表された先週の米新規失業保険申請件数は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が3月に始まって以降初めて100万件を下回った。

  TIAAの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「今は明るいニュースが悪いニュースとなる可能性がある。景気対策の必要性に関してやや不透明感が強まるためだ」と述べた。

  米国債利回りは上昇。財務省は、過去最大規模の30年債入札を実施した。

  S&P500種は前日比0.2%安の3373.43。ダウ工業株30種平均は80.12ドル(0.3%)下げて27896.72ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇。米国債市場では、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、0.72%。

  外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して軟調。ただ、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が、中国は破壊的な勢力であり、「注意深く監視していく」必要があると述べた後、下げを縮めた。ユーロとポンドは、対ドルで堅調を維持。米通商当局が、欧州製品に対して検討していた大幅な関税引き上げを見送ったことが好感された。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。失業保険申請件数の発表後には0.4%低下し、この日の安値を付けた。

  ドルは対円でほぼ変わらずの106円93銭。ユーロは対ドルで0.3%高い1ユーロ=1.1814ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。国際エネルギー機関(IEA)が世界の石油需要見通しを下方修正したことが材料視され、約1週間ぶりの大幅下落となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は43セント(1%)安の1バレル=42.24ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は47セント安の44.96ドル。

  金スポット相場は続伸。ドルの続落が背景となった。UBSグループのアナリスト、ジョバンニ・シュトーノボ氏は「われわれは金相場に前向きな見方を維持している」とし、年内に再び2000ドルを試す可能性があると指摘した。ニューヨーク金先物相場も続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.1%高の1オンス=1970.40ドルで終了。

Dollar’s Decline Checked by Kudlow’s China Comments: Inside G-10(抜粋)

Oil Drops With IEA Demand Outlook Pointing to Weakness Ahead(抜粋)

Gold, Silver Jump After Swings Amid Weak Dollar and Economic Woe(抜粋)

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