(ブルームバーグ): 米アップルとアルファベット傘下グーグルは13日、エピック・ゲームズが手掛ける人気ゲーム「フォートナイト」を自社のアップストアから削除した。一方のエピックはアップルとグーグルをそれぞれ提訴。ここ数週間続いていた双方の対立がさらにエスカレートした。

  アップル、エピック両社の食い違いは、大半のアプリでアップルを通じた課金を行い、売り上げの30%が手数料としてアップルに支払われるというアップストア規約に由来する。エピックは13日、ユーザーがこの仕組みを介さずにフォートナイト用のアイテムを直接購入できるようにすると公表。アップルはその数時間後、フォートナイトをアップストアから削除し、グーグルもアップルに続いて削除した。

  アップルは電子メールで配布した発表文で、エピックによる変更は「アップストアのガイドラインに違反する明白な意図」を伴っているため、アップストアからフォートナイトを削除したと説明。さらに、アップストアが過去10年のエピックの成功に寄与したとの認識や、企業向けに「公平な競争の場」を提供しているとの見方を示した。

  グーグルも同様の内容の発表を行ったが、アップルの「iPhone(アイフォーン)」の場合とは異なり、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載のスマホなどでは複数のアップストアが利用可能である点に言及した。

  一方、エピックはカリフォルニア州北部地区の連邦地裁にアップルを提訴。アップストアという牙城やそれに関連する課金システムは反競争的だと主張した。訴状によるとエピックは損害賠償は求めない一方、アップルの慣行に対する差し止め命令を求めている。

  エピックはその後、グーグルによる反競争的行為を理由に同社を相手取って同地裁に提訴した。

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