(ブルームバーグ): マレーシアの4−6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)は、1998年のアジア金融危機以来の大幅な落ち込みとなった。中央銀行は今年通年のGDP成長率予想を大きく下方修正した。

  マレーシア中銀の14日の発表によると、4−6月期GDPは前年同期比17.1%減と、98年10−12月(第4四半期)以来の大幅なマイナスを記録。ブルームバーグが調査したエコノミストの予想中央値は10.9%減だった。

  今回のGDP統計は、貿易に依存するマレーシア経済が新型コロナウイルスの感染拡大中に受けた打撃の深刻さを示している。サプライチェーンの混乱のため輸出が急減したほか、ロックダウン(都市封鎖)延長を背景に個人消費も落ち込んだ。中銀は今年のGDP成長率予想をマイナス5.5%−マイナス3.5%に引き下げた。従来の予想レンジはマイナス2%からプラス0.5%だった。

  マレーシア中銀のノル・シャムシア総裁は記者会見で、「最悪期は脱したと慎重ながらも楽観的だ」と語った。

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