(ブルームバーグ): 7月の米小売売上高は前月から伸びが大きく鈍化し、市場予想も下回った。新型コロナウイルス感染者の急増や、なおも高い失業率を背景に、景気回復のペースが減速したことが示唆された。

  小売売上高はなおも3カ月連続のプラスで、総額は新型コロナ感染がパンデミック(世界的大流行)となる前の水準を上回った。7月は前年同月比では2.7%増加した。

  7月の減速は自動車と建築資材のマイナスを反映。また飲食店と衣料品で伸びが鈍化した。

  バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・ゲーペン氏はブルームバーグテレビジョンで、「回復の動きは減速している」と指摘。「これは最初に大きく反動し、その後に回復が続くという形と整合している。全体として見れば、7月のデータは景気になお勢いがあることを示唆している。ただ9月、10月まで十分な勢いを維持できるかどうかはまだ分からない」と加えた。

  飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたベースのコア売上高は前月比1.4%増と、伸びは市場予想を上回った。

  7月は主要13項目のうち9項目で増加。最も伸びたのは電子機器・家電で22.9%増。同項目は前月には37.6%増加していた。一方でスポーツ・趣味用品は5%減少。前月は27.6%増加していた。

  自動車を除く小売売上高は1.9%増えた。

  統計の詳細は表をご覧ください。

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